さよなら最悪な2018年!さよなら私のオタク人生!

2018年が終えようとしている。

私の中で別のことも終えようとしている。



何を隠そう私は渋谷すばるくんのファンだ。関ジャニ∞の大ファンだ。中学校の時にハマってから24歳の今日までずっとファンだ。はじめて参戦した長野ビッグハットでのPUZZLEのライブで衝撃を受けて以来、ずっと関ジャニ∞が私を形成したと言っても過言ではない。

関ジャニ∞のことを知ったのはまさにちょうど10年前のジャニーズカウントダウンライブを見た時にガチャガチャした衣装の関ジャニ∞に目がいって、その中でも最初はふわっふわな風呂上がりの犬みたいな大倉くんが松岡くんに撫でくりまわされているところを見て、「なんやこのかわいい生き物は…」から始まり、その次の日からは永遠に関ジャニ∞youtubeで検索する日々だった。リリースされた楽曲を聴けば聴くほど、断トツで歌が上手くて、高くてサ行に特徴のある声を探している自分がいた。渋谷担として開花するのにはそんなに時間はかからなくて、授業中も休み時間もずっと関ジャニ∞。大学の進学もジャニ勉の番協に行きたい、そんな親には絶対に言えない理由で関西の大学を選んで進学した。


とにかく10年間、私の中心は関ジャニ∞であり、渋谷すばるくんだった。


今年の4月、衝撃の会見からもう8ヶ月も経った。その間に全国ツアーも無事に完走して、グループとしてたくさん大きな仕事も決まって、個々でもドラマ、映画にバラエティと着実に仕事を増やしているメンバーがいて、すばるくんがいなくなることを思わせないくらいの活躍ぶりで頼もしくてかっこよかった。

7月に最後のテレビ出演を終えてから5ヶ月間、すばるくんを見ていない。こんなこと10年間ではじめてで、自分はどうなってしまうんだろうと思っていたけど案外人は強い。意外と生きていける。天災に政界に色々あった2018年にこんなこと大げさかもしれないけれど、4月は生きているのがしんどすぎて死んだ方がマシだとさえ思えた。私にとっては24年間で最悪な年になった。


何度も言ってきたけど、私の気持ちはいつでもすぐに4月15日へ戻ることができる。いつだって今でも涙が出てくるのは異常なんじゃないかとも思うし、未だに傷が癒えないのもどうかと思う。時間が解決する。無理に頑張らなくていい。自分に何度も言い聞かせたし、周りの友達もたくさん声をかけてくれた。

けれど、そろそろもうやばい。進まないとやばい。自分からこの状況を打破しなければズルズルいってしまう。どこかで関ジャニ∞渋谷すばるを待ち続けてしまう。叶うわけない夢を見続けなければいけない。

そんなのだめだ。

今日ですばるくんの名前が完全にジャニーズ事務所からなくなる。別にすばるくんはこの世からいなくなるわけじゃない。音楽をやめるわけじゃない。一生、見られなくなるわけじゃない。そんなこと分かっているんだけど、私の中で「ジャニーズアイドルとして生きてきた渋谷すばる」ということはとても大きくて、すばるくんを苦しめた肩書きでもあるんだろうけど、だから「渋谷すばる」という最高すぎる人間が形成されたと思っていて。この道を選んで続けてきてくれたすばるくんには本当に感謝とお疲れ様を伝えたい。本当に本当に私の人生の中にいてくれてありがとう。


すばるくんがいてくれたおかげで全国色んな場所に行けて、たくさんの経験ができて、今ではかけがえのない友達にも出会えて、本当にオタク活動をしているだけでは得られない素晴らしい景色をたくさん見せてもらえて嬉しくて楽しくて幸せでこの10年間応援し続けられたことをこんなに誇らしく思えるのはすばるくんが関ジャニ∞だったからなんだろうなと思います。


ソロのバンド活動も舞台も初主演映画もソロデビューもひとりでグループのためにと頑張るすばるくんは、たくましくて凛としていて真面目で大好きだけれど、私はやっぱり、アホなことを言ってゲラゲラ笑ってしょうもないことに全力になって真っ直ぐで上だけを見ている関ジャニ∞のダバダバな愛に甘えてのびのびしているすばるくんの幸せそうな笑顔が大好きだったんだと今になって気付いてしまって、めちゃくちゃに後悔をしています。自分がいかにすばるくんのことしか見ていなくて、すばるくんの声だけを聞いて、すばるくんの音を探していたのかに今さら気付いてしまって、すごく恥ずかしい。


11月18日の凱旋公演という名のオーラスは友達のおかげもあって参戦することができたのだけれど、ツアーの最後に参戦した福岡公演から日が空いてたこともあって、すごく新鮮な気持ちで行くことができた代わりに、ものすごい悲しさと寂しさに襲われて地味にまためっちゃ泣いてしまって、もうそこで決めた。一回、関ジャニ∞から離れようと。一回、すばるくんのことを考えるのをやめようと。


ライブに行けば、すばるくんを探してしまうし、すばるくんの声を音を求めてしまうし、すばるくんの笑い声がないことに気付いて寂しくなってしまうし、どうしようもない気持ちになってしまう。担当がステージにいるエイターが羨ましくて仕方ないし、目で追える人がいない自分が惨めすぎて帰りたくなってしまう。要は純粋に楽しめなくなってしまった。

関ジャニ∞が大好きだから、離れたくないから今年のツアーで六人のほかの誰かを好きになれないかなとちょっと頑張ってみた。ほかの六人もかっこいいし、魅力的だから。けど、無理だった。


己のオタ活において楽しさを欠いたら終わりだと思っていた。それがついに来てしまったんだ。


まあそりゃそうだよな。担当がいないんやもん。それでも好きでいれる人がいたら尊敬してしまう。私は無理だった。あんなに関ジャニ∞というグループが好きだと言っていた自分はもういないし、自信をもって言える日はもう来ないんだな。


でも決してこの10年間を悪い思い出になんかできなくて、誰よりも楽しんだ自信があるし、誰よりも幸せだった自信がある。今はその分、美しい思い出が邪魔をして前に進むことができなくなっている。ありがたいほどにすばるくんのいた関ジャニ∞につまらない人生を豊かにしてもらっていた。


すばるくんを好きだったおかげで色んなことに挑戦できたのも事実だし、好きじゃなかったらできなかった経験もたくさんできたし、好きなものを増えたし、行けないところにも行けた。


本当に感謝しかない。

関ジャニ∞が今でも大好きだし、今、何してるか分からないすばるくんのことも今でも大好き。


これからも大好きだから一回今日で区切りをつけます。大好きな人が突然グループを抜けて、事務所を退所するとか言い出す未知の体験ができた2018年には一生戻ってきたくないけれど、一旦区切りをつけて前に進むために自分の中でまだまだ整理はついてないけれど、まっすぐじゃなくてもいいから前進しよう、と。


2019年はすばるくんがなにかかっこいい発表をしてくれること、それだけを期待して私は久しぶりに関ジャニ∞とすばるくんのいない生活を送ってみようという新しい挑戦をしていこうと思います。


支えてくれた友達
いっぱい励ましてくれた友達
抱きしめてくれた友達
話を聞いてくれた友達

オタ友を越えて今は本当に友達
本当に今までありがとう


個々にラインとか送りたいんだけれど、ここで勘弁してください。



関ジャニ∞が、すばるくんがくれたものはとても大きくてとても大切。ありがとう。





一生やってくんな!はやく消えろ!2018年!


でも、やっぱり2018年も関ジャニ∞とすばるくんが大好きだったわ!!!ばかやろう!!!!!







2018.12.31

終わりは始まり



※ツアーネタバレ含みます。





715日、渋谷すばるさんの関ジャニ脱退・退所記者会見から3ヶ月、あっという間に来てしまったツアー初日。


6人の関ジャニの始まりでもあり、7人の関ジャニの終わりでもあった。


終わりは始まりってよく言うけれど、こんなにピッタリな状況がこの世に存在するのだろうか。


すばるくんがいないと分かってから申し込みが始まったツアー。今までの自分のスタンスは一回でも多く見たいから友達と名義の振り分けを練りに練って申し込む。


オタク用語で言えば遠征組多ステ派と言われるのかな。だから、ツアーの申し込みが一年で一番頭を使う。


(ちゃんと仕事せえ。)


けど、この時が一番楽しい。友達とやいやい言いながら申込み方を考えるのが大好き。ホテルを探したり飛行機を見比べたりどこへ飲みに行くか考えてる時間が一番幸せ。


私の大好きなアイドルは最高すぎる付加価値を与えてくれる。


本当にここで謝るのは違うと思うけど、いつも遠征を共にしている友人には本当に申し訳ないくらい何も考えられなくて、なにもやりたくなくて、なにもかも任せきりになってしまった。本当に申し訳ない。ごめんね。


脱退が決まって少し経ってからどん底にいる私に「北海道行こう。絶対に行かなきゃ後悔する。」と誘ってくれたのも友人だった。私は即答で「行く。」と。


マジか、わたし。


6人のはじまりを見たいのに自担はいない、この状況が想像できなくて怖くて動けなかった私の背中を押してくれた。行きたいけど行く選択をする勇気を完全になくしていたから。ありがたかった。


そして、当日を迎えた。今、心底、北海道に行ってよかったと思えるし、6人の関ジャニの始まりに立ち会うことができて本当に本当に嬉しくて、6人の姿を見れてよかったと思える。


飛行機が着陸できないかもしれない疑惑の中、無事に到着できて、でも空港についても全然実感が湧かなくて、普通に7人で出てくるような気がして、すばるくんが「ごめんごめん」って登場するような気さえしていて。



でも会場に入ると、メインステージにはバンドセットが用意されていて、けれど、いつもと配置が違って、なんだかスカスカしていて、ど真ん中にスタンドマイクが一本立っていて、すばるくんのハープを置く台もないし、ギターもない



あぁ本当に関ジャニにすばるくんの居場所はもうないんだ



そう実感したら逃げ出したくなった。 



いつもより早めに始まったエイトコール。久しぶりにこんな大きいエイトコールを聞いた気がする。自分は立つことで精一杯だったけれど。


すばるくんはいないし、安田くんのことは心配だし、でも関ジャニに会えるし、感情がぐっちゃぐちゃだった。


オープニング映像は「新しいはじまり」や「再スタート」を意味するようなワードで埋め尽くされていた。幕が上がらないでほしい。始まってしまったら終わりだから。


映像によるメンバー紹介では初日ということもあって、ドームが割れんばかりの歓声。涙で前が見えなかったけれど


やっぱり関ジャニ、揃って全員顔がエエ


最後にメンバーが並んだ映像は6人で、「足りない」と思ったのは私だけではないと思う。光沢のある青色のかっちりしたスーツに身を包んだ6人が登場した瞬間、私の中で涙腺が決壊した。


いない。

そんなこと知ってる。


けど、やっぱりいない。



一曲目は7人最後のシングルだった。


1人いなくなっても関ジャニの物語は続いていくんだと思った。


切なくて悲しくて寂しくて心臓が締め付けられてしんどかった。


どこかですばるくんの声を探してしまうし、聞こえてくるはずのないギターやハープの音を聞こうとしてしまう。MCではすばるくんだったらここでこんなこと言うだろうなあとか



自分は渋谷担の中でも満遍なく関ジャニ全員を見ていると自負していたから、意外と大丈夫なんじゃないかと思っていた。


全然ちがった。




どこを見ていいのか分からない。


いつもいつも目で追っていた人がいない。


どこをどう見たらいいの



とりあえずずっと霞むスクリーンを見ることしかできなかった



ライブ中の感情だとは思えないくらいツラくて、見ない方がマシだとすら思った。


でも、安田くんがステージに立つ決断をしてくれた以上、逃げるなんてそんな失礼なことできるわけなかった。


どんなことがあってもいつも通りの姿で私たちの前に出てきて、安心させようとしてくれる彼らを見届けたかったし、見守りたかった。


それから亮ちゃんの挨拶があって、きっとかしこまった挨拶をしようと思っていたんだろうけど、虫歯のことを今の自分たちに例えちゃう亮ちゃん、好きだよ。


亮ちゃんの挨拶、虫歯の治療をしたらそこには違和感があって、舌で探ったりするけれど、ちょっとしたら忘れるし馴染んでくる。このライブが終わる頃には6人の関ジャニがみんなに馴染んでいたらいいな、だって。


その違和感はすばるくんがいた証なんだって。


なんて下手くそで優しくて柔らかくて可愛らしい表現なんだよ。


きっと会場内にしっくりきている人なんて1人もいなくて、特にメンバーはそうで、けど、普通に、いや今まで以上に頑張る彼らがいて、本当にかっこよかった。


すばるくんのパートを亮ちゃんが歌ったり、安田くんが歌ったり、丸ちゃんが歌ったり、彼らの努力がそこにはあるんだけど、案外普通に進んでいくんだなと。


けれど、NOROSHIの前奏のすばるくんのギターのところに何も音が入らなかったところや、すばるくんのソロ部分の歌割りが誰かが忘れて抜けたところで、やっぱりすばるくんがいないことを実感した。



ズッコケのバンドver.では横山さんが一人でマイクを握っていた。涙腺が大決壊した。横山さんがめちゃくちゃ頑張っていた。


どこか物足りなかった。

それは横山さんがどうとかではなくって。



今からめちゃくちゃ皮肉なことを言う。今の彼らのそうゆうボロが嬉しかったり救われたりする。すばるくんがいないことで生まれるミスがきっと渋谷担にとって唯一の報いなはずで。


最低な喜び方なのは分かっているけど。それくらいじゃないと心の落ち着けどころが分からない。


やっぱりすばるくんがいない関ジャニが淡々と簡単に進んでいくのはいやだ。すばるくんがいなくても平気だと言われているような気がして。


だから、今の6人には申し訳ないけれどたくさんつまずいてほしいし、ヘコんでほしいし、大変な思いをしてほしいし、悔しいって思ってほしい。今はまだ違和感をたくさん感じていたい。


その分すばるくんも関ジャニではないどこかで苦しい思いをたくさんするし、うまくいかない壁にぶち当たる。



世界のどこかで彼らはきっと繋がる。


私の好きな人たちは儚くて美しい。



アイドルとファンは語り合いたくても語り合えない見えない壁がいくつもあって、けれどライブだったり直接同じ空間にいれる時に確かめ合うことができる思いがあると思っていて


少なくとも関ジャニは今の気持ちを直接伝え合うことができる場をたくさん設けてくれる人たちだ。


私が北海道で見た今の関ジャニのステージは決してプロとして褒められるものではなかった。きっとステージから見えた景色も決して綺麗ではなかったかもしれない。


けれど、寂しさと切なさの中でそれ以上に強く強く未来だけを見据えた6人がいて、何よりも関ジャニの真ん中に「錦戸亮」がいて、寂しさを隠すかのように強くたくましく勇ましく堂々とした「錦戸亮」がいて、すべてを背負った覚悟を決めたひとりの男がいて、なにも言えなかった。


「ついていく」以外の言葉が見当たらない。


あんなに小さくて可愛くてあどけなかった亮ちゃんが、すばるくんの横にちょこんとくっついて笑っていた亮ちゃんが、すばるくんのギターを見て諦めたギターをまた始めた亮ちゃんが


、大人になると照れくさそうに、けれど憧れのままのすばるくんのことを大好きな亮ちゃんが、


そんな亮ちゃんがこの日はめちゃくちゃ頼もしかった。



感謝が溢れると同時にすべて背負ってしまってこの人は何年後かも大丈夫なんだろうかという不安も入り混じって、もうずっと涙が止まらなかった


亮ちゃんが頑張れば頑張るほど見事にすばるくんのいない穴が埋められていく



ずっと関ジャニのメインボーカル渋谷すばるを隣で支え続けたボーカル錦戸亮ちゃんが関ジャニのすべてを背負っていた。



本当に本当にありがとう

世界一かっこいいぜ

錦戸亮



前半のバンドが終わって、後半はアイドル関ジャニで会場を盛り上げるプロフェッショナルでしかなかった



結局、前半泣いてしかいなかった自分も後半には一緒に踊って歌っていたから、関ジャニはすごいと思った。


すばるくんが守り続けてきた関ジャニは本当にすごいと思った。すばるくんはいないけど、やっぱり関ジャニが大好きだと思った。



最後の曲のまえに一人一人からのコメントがあった。


一人一人話すのなんて十祭ぶりなんじゃないか。でも正解だったと思う。1人だけじゃなくて6人全員の思いを言葉で聞かせる選択をした彼らは違っていない。



これを聞くために北海道まで来たんだ。



関ジャニはあいつに絶対負けません!」と涙を堪えながら誓ってくれた横山さん。



「今日が怖くて仕方なかったけど、そんなことを思った自分が恥ずかしいくらいだった。」と本音を語ってくれた丸山さん。



飛行機のことも申込み率のことも開演前の声援のことも広い視野で見てくれて「全国を安心させていけたら。」と一番どんと構えていた大倉くん。



「すばるくんのことを虫歯って言ったわけやないからね!!」とまだまだ無理してくれる錦戸さん。



「病を患ったことで分かったことがたくさんあるから病気をしてよかった。」と会場の不安を払拭して、「渋谷を好きな人がいたら支えてやってください。」とすべてを優しく包んでくれた安田くん。



「何度リハをしても見えてこなかったけれど、不安だった人は安心していただけたんじゃないでしょうか?僕らもそうです。」と本人たちもファンも同じなんだと実感させてくれた村上さん。




この挨拶の後、いつもはすばるくんのソロから始まる大阪ロマネスクが6人全員の声で始まった。


ファンとエイトとみんなで育ててきた曲がすべてを救ってくれるようだった。このために作られた歌じゃないのに今この瞬間のためだけにある歌に聞こえた。



本当にこの人たちを応援してきてよかった。ずっと見てきてよかったと思えた。



6人になった彼らはもちろんたくさんの不安や悲しみを抱えていて、けれど、1人決断をした彼に絶対に負けないような努力をして、ファンの不安をすべて拭い去るよう一生懸命で、何より自分たちが楽しむことを忘れない、いつもの関ジャニでいることを守り続けていた。



あぁこれが私が大好きな関ジャニだ。




でもやっぱり正直に言えば、どうしてもどうしても関ジャニに会えているのに寂しすぎた2時間半だった。



どこを見たらいいか分からないし、双眼鏡で覗くべき対象物がわたしにもほしかったし、他のメンバーが好きな人たちが羨ましかった。



すばるくん、すばるくんの仲間は本当に偉大で頼もしくてかっこよくて優しくて最高でした。


6人が見据えた関ジャニは明らかに希望で溢れていて、つまずくことも恐れずに何にでも立ち向かえる武器をあなたを失ったことで新たに得ていました。



本当にかっこよかった。


お互い負けないでほしい。


かっこよく居続けてほしい。


たったそれだけ。



どんなことがあってもすばるくんはすばるくんの選んだ道を貫かなきゃいけないし、関ジャニではやり遂げられなかったことを果たさなければいけないし、ジャニーズにいては叶わなかった夢を叶えなければいけない、絶対に。



関ジャニを離れることを決めた責任はめちゃくちゃ重い。



なぜなら関ジャニというグループは唯一無二で後にも先にもあらわれない最高すぎるグループだからだ。



とにかく私が願うことは7人が別々の道でも挑戦をやめないアホでバカ真面目で楽しい人であること。



6人の関ジャニの門出に立ち会えて本当によかった


すばるくんをこれから応援しなきゃいけないと思えてよかった


自分が本当にすばるくんと関ジャニのことをアホほど大好きだったんだと確認できてよかった



北海道に行けてよかった。




このツアーが最後まで無事に完走できますように。関ジャニが無事に海外へ羽ばたけますように。





2018.7.20

大嫌いで大好きな人へ


わたしは地獄に堕ちた。


急に地獄の底に行く羽目になった。



渋谷すばるのグループ脱退とジャニーズ事務所退所というガセっぽすぎにも程がある話題がネット上にチラつき出した4月12日木曜。そこから現実味を帯びるまではそんなに時間はかからなかったな。


その週末4月15日日曜、9時35分FC会員メールから今まで見たことがない文面で11時より関ジャニ∞メンバーより大切なお知らせがあると報告があった。


嫌な予感しかしない。週刊誌のネタがまさかこんな形になるとは思ってもいない。手の震えが止まらないし、何をやってもうわの空。時間よ、止まってくれ、頼む。


1時間半の体感時間は2分くらいだった気がする。11時になった瞬間、わたしは地獄の果てに突き落とされた。

渋谷すばる脱退、退所」

全く意味が分からなかった。頭を鈍器で殴られた。人は衝撃を受けすぎると言葉も出ないし、なんの感情も湧いてこないのだと知った。

少しするとやっと感情が戻ってきた。

どうして?
なんで?

渋谷さんの言葉と思われる脱退を決意した理由がTwitterのタイムラインに溢れ出す。

文字が読めない。

拒絶したくて仕方ない事実しか書いていなくて、文字が読めない。いや、読みたくなかった。

感情の割合としてはこんな感じだった。

悲しみ:悔しさ:苛立ち=3:4:3

自分でもビックリしたけど、悲しい、ツラい、いやだ、という感情よりも憎悪の方が優っていた。

今まで大好きで大好きでたまらなかった人の口から出た言葉が鋭利な刃物のようになってわたしの胸に突き刺さる。涙が止まらない。

「申し訳ない」「海外で活動」「自分の音楽を追求」「ありがとうございました」

謝らないでほしい

辞めないでほしい

行かないでほしい


今までこんなにもすばるくんが大好きな音楽ができて、自由になれて、幸せでいてくれるなら、他にはなにもいらないと思っていた。


すばるくんが関ジャニ∞にいて、大好きなメンバーに囲まれてアホな事でたくさん笑って顔の笑い皺がもっと深くなればそれでいいと思っていた。


すばるくんは関ジャニ∞のためにソロ活動を頑張っていると思っていた。すばるくんは一生アイドルを続ける人だと思っていた。関ジャニ∞はおじいちゃんになってもずっとアホな事で笑い合っていると思っていた。



ちがった。

わたしはなんにも分かっていなかった。すばるくんのことも、関ジャニ∞のことも。

すばるくんのやりたい音楽は関ジャニ∞の音楽にはなかったんだ。すばるくんの夢はジャニーズにいては叶わないことだったんだ。


そんなことに10年間ずっと見続けていたにも関わらず気付かなかった自分が悔しかった。

それなのに21年間、ジャニーズアイドルを続けてきたすばるくんの気持ちになったら苦しかった。

すばるくんの言いたいことは分かるし、すばるくんの思いの強さに何も言えない、とか思いかけたけど、やっぱり納得なんていかない。

もっとタイミングというものがあるじゃないか。36歳になって人生あと半分、そう考えるのもわかる。けれど、アルバムもツアーも決まって、何本ものCMがあって、何個もレギュラーをやらせてもらえている、贅沢すぎる現実があるのに今関ジャニ∞を辞めなければいけない理由が全く分からない。右肩上がりでしかない今の関ジャニ∞から逃げるのか。ずるい。本当に身勝手だ。


残されたメンバーはどうするんだ。取り残されたわたし達はどうしたらいいんだ。


絶対に海外に行かなきゃいけない?一時活動休止じゃだめ?ジャニーズには残るではいけない?

とりあえず、七人が七人のままでいられる、もしくはもどれる状況をいくつも考えていた。

七人の関ジャニ∞が大好きだから。

けど、すばるくんの頭の中にはこんなこと一切生まれなかったんだろうな、と気付いたら虚しくなった。

自分が抜けることによってより絆が深まっているとまで言った。コイツ頭おかしいんじゃねえか?とまで思った。



応援することなんて誰でもできる、すばるくんを喰い止めることだけはメーバーにしかできない。なんで、なんで、もっともっと死ぬ気で辞めることを止めてくれなかったの、なんで。

止められるわけない。今のすばるくんをとめられるわけがない。メンバーのことも関係者のこともファンのことも何度も何度も考えて、自分が甘えてきたグループと事務所と縁を切ることまで決めて、誰にも頼れない海外という環境を自ら選択した一人の男を目の前にしてしまったら、だれも止められるわけがない。


こんなタイミングでこんな決断をしたすばるくんを受け入れ背中を押したメンバーはやっぱり紛れもなく渋谷すばるが居た関ジャニ∞のメンバーなんだ。



最後まで辞めることを泣いて引き止めてくれる親友がメンバーにいてくれてよかった。

ひとりの男の決断を尊重するしかないと背中を押してくれる幼馴染がメンバーにいてくれてよかった。

決別の場所で「これは門出だから」と祝ってくれる一応ビジネスで気まずい関係やらせてもらってますな人がメンバーにいてくれてよかった。

納得いかないファンが聞きたいことを全て代弁してくれてその上で最後の場に立ち会うことを決めてくれる最年少がメンバーにいてよかった。

別々の場所で頑張らなければ行けない現実を突きつけられても渋谷すばるという人間を愛してやまないオタクな人がメンバーにいてよかった。

グループ一世一代の記者会見の場に風呂場で腰を打ってドクターストップがかかって出席できないなんていう奇跡的に天才な人がグループにいてよかった。


すばるくん、関ジャニ∞でよかったね



それにしても、ファンは無力だ。果てしなく無力。何の力にもなれないし、存在意義なんてない。


やっぱりわたしは全てを見て聞いて考えた上でも今の現実を認めることなんてできない。


すばるくんの夢が叶うかもしれない。すばるくんがやりたい音楽ができるかもしれない。すばるくんの夢はわたしの夢でもあったから、嬉しいことなのに、なにも嬉しくない。


すばるくんは音楽を愛しすぎた。歌うことを愛しすぎた。すばるくんが愛した音楽がすばるくんをどこか遠いところへ連れて行ってしまう。


わたしはどこへ行ったらいいんだろう。今は前なんて向けないし、どこが前かも分からない。

すばるくんと関ジャニ∞からもらった思い出が多すぎて、大切すぎて、重すぎて。今は動くことすらできない。少しの間はこのままここにいてもいいかな。



脱退発表から5日間、有難いことに仕事が忙しすぎて、ちゃんと思い出す隙さえなかった。けど、気づけば泣いていて、ご飯も味がしなくて、寝不足が続いていたし、ちゃんと笑うこともできていなかったと思う。

身勝手すぎる判断をして七人の関ジャニ∞を奪ったすばるくんが憎くて仕方ない。相変わらず突発的で自由で気まぐれで身勝手すぎる判断をするところが大嫌いだ。後先考えずいつも静かにたった一人でなにかと戦って抱え込んでしまうところも嫌だ。


けど、悔しいけど、こんな判断をしてしまうすばるくんのことをかっこいいと思ってしまう。かっこよすぎて、ズルい。

どんなことがあっても、どんな未来が待っていようとも、わたしの中では、すばるくんがいつも一番で、最高のアイドルで、スーパーヒーローで、青春のすべてだった。やっぱり、やっぱり、大好きで大好きで大好きな人なんだ。こんなこと余計につらいじゃないか。





すばるくんは「自担」という言葉が嫌いだと言った。けれど、わたしは嫌いじゃない。わたしにとって「自担」は後にも先にも一人しかいない。すばるくんがたったひとりの「自担」だからだ。だから、これから先も何度だって言ってやる。


「わたしの自担は最高だぞ」って



だから、一生そう思いたいから、お願いだから、簡単に日本に戻ってこないでほしい。関ジャニ∞に帰ってこないでほしい。自分の力で世界で成功するまでは姿を見せないでほしい。



あなたの居場所はもうないんだから。



ただ、なにがあっても、どんなときでも6人の関ジャニ∞とわたし達はすばるくんの味方だと伝えたい。

そして、大好きな音楽を貫いてほしい。死ぬまで歌っていてほしい。頂点でもどん底でも。





lalala at rock bottom




2018.4.20